酔っ払ってても、
それ詐欺やろと気づけた夜


10.md で「シュッとしましたよね?」と言われた 4/23、その夜の話。

会議の山場を乗り切って、講義も終えて、夜は行きつけの居酒屋へ向かった。チューハイを何杯か飲んで、ほどよく酔っ払ってきた頃の話。

マスターから、相談

カウンターでマスターから、ちょっと真面目な相談を振られた。

最近、AI のプログラムを書き換えて、うちの店をいいように言ってもらえるようにする業者が来ててね、、、費用かけるかどうか悩んでるんだよね、、、

???。

酔っ払いの脳でも、これだけは即座に反応できた。

んんん?そんなことできるなら、その人は 間違いなく Google 本社で数億の年俸で雇われてるでしょ!?

…と、思いっきりマスターをツッコんだ。完全に酔っ払いの絡みオブザイヤー候補。でも、この件に関しては絡んで正解だった気がする。

冷静に考えると、即反応できた理由は2つあった。

1. AI を触ってる側だったから

モルモットが最近エージェント型 AI を毎日使ってる。AI の中身がどう動いてるか、ざっくりほんとにざっくりだけど構造を知ってる。

LLM(大規模言語モデル)は、膨大な学習データを元にした巨大なパターン認識マシン。個別の店一軒の評判を「ここだけ書き換えて好意的にしてください」みたいな注文に応えられる構造になっていない。もし本当にそれができる技術者がいるなら、それは世界トップクラスの研究者で、町の業者として営業に来るはずがない。

temperature-gap で書いた 「触ったことがある人と、無い人の温度差」が、まさに 詐欺被害リスクの差 として目の前に出てきた瞬間。

2. SEO 詐欺の既視感

これも大きい。

数年前まで、「Google の検索結果で上位に表示させます」で数十万取る業者 の話、何度も何度も聞いてきた。飲食店オーナー、整体院、塾、ジム……みんな1度はカモにされてた。

それ、綺麗にスライドしすぎでしょ、、、

業者が キーワードだけ「SEO」から「AI」に乗り換えた だけで、構造はまるっきり同じ。手口の進化ですらない、ただのリブランディング。

過去の被害談を散々聞いてきたから、酔っ払いモルモットの脳でも「同じやつだ!!」と一瞬で感じた!

マスターはその業者にお金を払う方向にはならなさそうな雰囲気だった。「悩んでる」と言ってくれた時点で、まだ間に合った

もし私が AI を触ってなかったら、「ふーん、最近そんな技術あるんだ」で聞き流してたかもしれない。そしたらマスターは数十万払ってたかもしれない。

触ってる側が、触ってない人を守る場面が、もう実際に出てきている

これ、「モルモット、AI 使ってます!」を周りに発信しておく地味な意味かもしれない。何かあった時に「これってアレですか?」と相談してもらえる関係性が、ひとつ詐欺を防いだりするかもしれない。

詳しい考察は、研究室で

この事件、「AI 詐欺」というよりは 「皆がよく分からないすごそうなもの」全般の詐欺パターン の話に広がりそうで、それは別記事として AI研究室に書いた。

AI研究室の関連記事はこちら


放牧モルモット、酔っ払っててもマスターを詐欺から救う側に回ったぽい!我ながら、ちょっと放牧の役に立ったんじゃないかと思って、お家に帰ってからちょっとホッとした夜でした。