イタリア準備編1


6/27から7/5でイタリア。ナポリ・ポンペイに2.5日、ローマに2.5日行く予定にしていました。行きつけのピザ屋のマスターがナポリでピザの修行をされていた人で、ガイドさんを紹介してもらったり、ナポリのことを聞きに行ったりしながら決まっていった旅行です。ローマは20年前にイタリア1周弾丸ツアーでちらっと行っただけ。

ダイエット中なのにピザ屋さんにナポリ情報聞きに行かなきゃいけないという、スーパー高難易度ミッションが20時から(今19:23)予約されているので行ってきますね!

準備の順番としては、まず「何が見たいんだっけ?」を考えるところから。その記録です。

ひたすらローマ帝国時代の遺跡や博物館を見たいです

一番最初に Claude に頼んだのは4月の中旬で、この時点でもう方向性は決まっていました。

コロッセオ(地下部分や上部もできれば見たい)、フォロロマーノ、など入場券が必要な場所の公式からのチケットを買うのを手伝ってほしい。

7/2,7/3にローマ帝国遺跡と博物館(美術品はあまり知識がなくわからないため)を中心に見て回りたいと考えています。

美術品はあまり知識がなくわからない、というのが自分の正直なところで、見たいのは遺跡と歴史系の博物館。ナポリのほうは5月半ばにこう聞きました。

基本的にはひたすらローマ帝国時代の遺跡や博物館を見たいです。 おすすめはありますか?

返ってきたのが、ナポリで外せない3つとして国立考古学博物館(MANN)、エルコラーノ遺跡、ヴェスヴィオ火山。追加候補で地下ナポリ、カゼルタ宮殿、パエストゥム、オプロンティスのポッパエア荘(ネロ皇帝の妻の別荘、ポンペイから電車5分、地味だが玄人受けする遺跡)。

ヴェスヴィオ火山 — エルコラーノとセットで登る人が多いです。山頂火口を歩けます。 はあまり興味ないかもです! 地下ナポリはめちゃくちゃ興味あります!

オプロンティスも良さそうですね!

火山そのものより、地下に残っているギリシャ・ローマ時代の水道網のほうに惹かれる。自分の趣味がだいたいこの時点で出ています。

MANN博物館ガイドは事前に下調べしていく方が楽しめますか?

MANN博物館ガイド は事前に下調べしていく方が楽しめますか?

MANN は下調べの効果が特に大きい博物館だそうです。展示が膨大で、何も知らずに行くと「すごいモザイクがいっぱいあった」で終わる。解説はイタリア語中心で日本語は基本なし。でも見るべき作品が明確なので、「これだけは見る」リストがあれば自力で十分楽しめるタイプだと。最低限の10作品として挙げてもらったのが、アレクサンドロス大王のモザイク(ファウヌスの家出土)、ファルネーゼのヘラクレス、ファルネーゼの雄牛、秘密の小部屋、踊るファウヌス、モザイクの間の「猛犬注意」など。ガイドさんの博物館オプションは見送って、この10作品をスマホにメモして宝探し的に回る方針にしました。

MANN Naplesの解説本でおすすめとかあります?

MANN 専門の日本語解説本は実は存在しない、とのこと。代わりに2022年に東京で開かれたポンペイ展の公式図録に MANN の主要コレクションの日本語解説が大量に載っているのでメルカリで探すのがイチオシ、と言われて、その通りにしました。それと漫画の『プリニウス』(ヤマザキマリ・とり・みき)。大プリニウスがヴェスヴィオ噴火で死ぬ話で、ナポリ周辺の地理感覚も身につく、と。

7/1〜7/4のローマで

ローマのほうは、Claude Code に旅程を組んでもらうときに、見たいものを優先度付きで渡しました。

  • ★★★ コロッセオ(地下・アリーナ・上部まで)
  • ★★★ フォロロマーノ(古代ローマの中心地)
  • ★★★ パラティーノの丘(皇帝の宮殿跡)
  • ★★ カラカラ浴場(巨大ローマ式公衆浴場遺跡)
  • ★★ ローマ国立博物館 マッシモ宮(古代彫刻・コイン等、美術より歴史系)
  • ★★ カピトリーノ博物館(古代ローマ彫刻。マルクス像など)
  • ★ パンテオン(ローマ時代の神殿、現存)
  • ★ トラヤヌスの市場(帝政期の商業施設遺跡)

あたりを見て回りたい。特にコロッセオのチケットを取るのを手伝ってほしい。

コロッセオは地下・アリーナ・上部の3つを最初は全部見たいと書いていたんですけれど、紹介してもらったローマのガイドさんが地下は案内できないとのことで、どう組むかで悩みました。

ん、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘以外も行けるならいきたいです。 上のプランだとひたすらコロッセオになりませんかね?

上部階は要らないかもですね!

チケットの話は別に書きますが、結果的に地下は取れて、7/3が一日フリーになりました。で、改めて聞いたのがこれ。

ローマのローマ帝国時代のおすすめスポットは?

7/1のコロッセオ・フォロ・パラティーノ以外で帝政ローマの空気を味わえる場所として、徒歩圏でセットにしやすいトラヤヌスの市場(「世界初のショッピングモール」と呼ばれる多層構造の遺構)、カピトリーノ美術館(カピトリーノの雌狼、マルクス・アウレリウス騎馬像)、チルコ・マッシモ(戦車競走場跡、入場無料、混雑ゼロ)。少し足を伸ばす穴場としてカラカラ浴場。「これが個人的に一番おすすめです。観光客が少なく、巨大な壁とアーチが静かに残っていて、帝国の土木技術の規模感を独り占めできる」とのこと。それとパンテオン、アラ・パチス博物館、サンタンジェロ城(もとはハドリアヌス帝の霊廟)。

7/2,7/3も含めて

パンテオン ★カラカラ浴場 トラヤヌスの市場 カピトリーノ博物館 ★マッシモ宮(国立ローマ博物館) サン・クレメンテ聖堂(San Clemente)

特に★付きは見たいものです。

さらにカタコンベとかおすすめのものがあれば教えてほしいです。

ローマ帝国時代について講義してほしい(笑)

出発3週間前。行く場所はだいたい固まってきたので、今度は中身。

ナポリ、ローマ旅行前に、ローマ帝国時代について、ナポリ、ポンペイ、ローマを中心に講義してほしい(笑)

ここから1週間くらい、仕事の合間にずっとこのスレッドを読んでいました。ポンペイは普通の都市が繁栄の真っ最中に丸ごと埋まったから、皇帝の偉業じゃなくて普通のローマ人の日常が見られる、というところから。

ローマの英雄たちが憧れたアレクサンドロス大王を描いた巨大な床モザイクが、ポンペイの「ファウヌスの家」から出て今は MANN にある、という話で、最初の MANN の10作品リストと繋がりました。

うわ!ファウヌスの家鳥肌ものですね!!

ファウヌスの家はポンペイ最大級の邸宅で、ほぼ1街区まるごとが一個人の家。あのアレクサンドロス大王のモザイクが「個人宅の床」だった。しかも誰の家だったのか今も分かっていない。入口の床には「HAVE」(ようこそ)のモザイク文字。

アレクサンドロス大王のモザイク画が床ってどうかと思いますよね!笑 HAVEって入口にモザイクで書いてあるとか、ちょっと小洒落すぎててムカつきますね!笑 金持ち感出すぎでしょ!笑

金持ち感勝負で殴り合うならもっと強烈なのがいる、と出てきたのが同じポンペイのヴェッティ家。元奴隷から成り上がった商人の兄弟の家で、玄関を入ってすぐの壁に豊穣の神が自分の「ナニ」を天秤に乗せて金貨と量っている絵。フラミンゴの舌、孔雀の脳みそを客人に食事で振る舞い、ペットのウツボを宝石で飾る。

ヴェッティさん好きになりました。 今、お隣さんとかだったら嫌ですけど、、

フラミンゴの舌や孔雀の脳みそ、、、ちょっと食べてみたいかも、、、

成金邸巡りいいですねー!!歴史で知りたいのってこういうのですよね!(笑)

ここで自分の「見たいもの」がもう一段はっきりしました。年号と戦争じゃなくて、こういうの。

テルモポリウムは古代の立ち食いファストフード店で、ポンペイに80軒以上。ワインに鴨やチキンを売っていた。壁の落書きは「会計をごまかす宿屋の主人、地獄に落ちろ」とか、剣闘士の推し活とか。

ローマ帝国のGoogleレビュー版が2000年前からあるんですね! こいつら自分とおんなじ匂いがするとか思いそうです!

浴場が一日中だらだら過ごす社交場羨ましすぎる(笑)水風呂だったところもわかるんですね!

戦車レースの観客同士が乱闘暴動、結局2000年たってもおんなじすぎる(笑)前にローマ行った時も、サッカーのローマファンが街中で発煙筒炊きながら車から身を乗り出して叫んでました(笑)

あの皇帝でも悩むんですね!親近感沸く(笑) ちょっとご近所見に行ってきますね!

しかし、上下水技術とか、建築とかすごい技術持ってたんですよねー!

風呂はローマ人にとって洗う場所じゃなくて一日中だらだら過ごす社交場で、熱い湯→ぬるい湯→水風呂と入る。娯楽の最大は戦車競走で、青組・緑組みたいな色のサポーター集団がいて、応援が過熱してしょっちゅう乱闘・暴動。ある皇帝は薄毛を気にして月桂冠を「ハゲ隠せるからラッキー」と内心喜んでいた、と。技術のほうはローマン・コンクリート。海水の中でむしろ固まって強くなる、ひびが入っても自分で修復する。その頂点がパンテオン。

自動修復(笑)未来技術じゃないですか(笑) 2000年前に何つくってんのって感じですね(笑)

しかも床下に熱い空気を通す床暖房(ハイポコースト) これって、奴隷が火を焚いて仰ぐとかするんです?? もう、無茶苦茶(笑)

ポンペイの浴場跡で、床が崩れて床下の煉瓦の柱がずらっと並んでいる部分を生で見られるそうです。

はしゃいで転んだらヤバいやつですやん(笑)

星の数ほど鳥肌モノストーリーがある、、、世界中の人を惹きつける場所は伊達じゃないですね、、

ここから先は、噴火を観察しに行って死んだ大プリニウスの話、カエサルが刺された場所が今はローマ最大級の野良猫保護区になっている話、真実の口の正体は古代の下水のフタ説、皇帝のヤバい逸話、ヤマネの食べ方と、脱線が止まらなくなったので割愛します。

いや、どれも面白すぎて全部掘りたいです(笑)欲張り(笑)準備が進まず、ままならない、、

二千年前から立派過ぎて分からなくなります

勧められた漫画と図録は、並行して読んでいました。

今、漫画のプリニウス読み始めたんですけれど、描かれている街並みが、びっくりする程立派で、この時代からこんな街並みだったせいで、中世とかのヨーロッパの風景とか見てもあんまり変わらない(ように日本人からは見える)ので、ヨーロッパの歴史って時代をつかみにくいんですよね! まぁ、日本の建物も西洋人から見たらそうなのかもですけれど、二千年前から立派過ぎて分からなくなります。笑

名画を客に踏ませるとか、もうその道の頂点!笑 ポンペイの現地では、ここにアレキサンダー大王のヤツあったよ!って看板立ってたりするんです?

現地の床にはレプリカが敷かれていて、本物は MANN、とのことでした。

おー!さすが!わかってますね! 現代人にも踏ませて、、はくれないか!笑

こうやって、見たいものが出発前にだいぶ具体的になりました。ナポリでは MANN のアレクサンドロスのモザイクと踊るファウヌス、ポンペイではファウヌスの家とヴェッティの家とテルモポリウムと浴場の床下、それに地下ナポリ、オプロンティス、エルコラーノ。ローマではコロッセオの地下、フォロ・ロマーノ、パラティーノ、カラカラ浴場、マッシモ宮、パンテオン、それとカエサルが刺された場所の猫(遠目で)。

で、実際に行ってみたらこうなりました。

今、実際にコロッセオに来ています! コロッセオでトロイ展やっていて、エルトリア人とかシュメール人とか出てきて大混乱です!笑